葬儀の話つづき~エチカの鏡より~

昨日のエチカの鏡は
葬儀に関するお話でした。

葬儀コンサルタント木野島光美氏
夫が亡くなった時に何をすべきかを
25の項目に分けて
わかりやすく解説されていました。

葬儀の話つづき~エチカの鏡より~


統計によると
お葬式を行った遺族の約8割が不満をもっている
とのことです。

それは、事前準備が足りない
からだそうです。

悔いを残さないために
以下の25の項目を挙げられていました。

葬儀までにしなければならないこと

1.死亡診断書をもらう
担当医師にもらう
7日以内に市区町村に提出 火葬許可書をもらう

2.葬儀社を選ぶ
電話対応 地元の評判はいいか 料金は明確か 事前見積もりは出せるか 葬祭ディレクターが何人いるか
など、事前に調べておくことを勧めていらっしゃいました。

3.通夜までに遺体を安置する

4.お寺さんに連絡する
お坊さんのスケジュールチェック

5.日程と場所を決める
火葬場・お坊さんの都合によっても、葬儀の日程は左右される 
ex.友引は葬儀ができない→友引の翌日も火葬場が混む→日程ずれる
日程が決まったら、知り合いに連絡 友人関係連絡先を共有の必要あり

6.葬儀プランを選ぶ
基本プラン+オプション
ex.棺:布を張ったタイプなど 霊柩車:御宮つきタイプなど 祭壇:花祭壇など

7.手伝いを依頼する
交通誘導、受付など

8.故人の遺影を決める
最近では、背景や服装を葬儀社の特殊ソフトで変えることもできる
その人の普段の表情が出ているものが望ましい

9.弔問客の通夜ぶるまいを決める
料理の数は、余してもしょうがないので少なめでOK

10.現金をおろしておく
出前 タクシー代 退院費用 心付け 飲食代など、何かと現金支出が多い


通夜・告別式でしなければならないこと

11.手伝ってくれた人に心付けをわたす
受付係・案内人 ¥3000~¥5000が一般的
霊柩車や送迎バスの運転手にも渡すケースも

12.線香を絶やさない
線香の煙が故人の霊をあの世に導く道しるべとなる言い伝えあり
渦巻線香(蚊取り線香みたいにぐるぐるになっているもの)だと、長く持つ

納棺においては
フルーツ(火葬時に爆発する危険あり)・眼鏡・時計など金属製品は棺に入れない

13.喪主会葬御礼の挨拶
これからのお付き合いもよろしく、という内容もいれると良い
病名・病気の経過も伝えると納得されやすい 「重ね重ね」などの忌み言葉は避ける

14.火葬場に火葬許可証を持参する
火葬場でそれがないと、荼毘(だび)にふすことができない

15.お骨を拾う

16.精進落としをする
昔は、49日までは精進料理を食べて暮しそれが過ぎると、肉や魚を食べるようになった
今では意味が変わって、お坊さんや世話になった人をもてなす会食の席

17.僧侶にお布施をする
いくら?は、葬儀社でも明言できない 平均は54万 
わからない時は、「おいくらぐらいお支払いすれば」とお坊さんに聞くのも失礼ではない

マナー
真珠のネックレスは二重にしない 不幸が重なる
動物を殺生 皮製品は避ける
数珠は左手で持つのが好ましい

葬儀の後にすること

18.仏壇を用意する

19.世帯主の名義変更をする
14日以内に役所に ガス・水道・電気・電話など これが結構大変

20.クレジットカードの解約をする
未払いのものは支払いを

21. 医療費控除の申請をする

22. 生命保険の申請をする
3年以内に申請しないと時効に

49日法要

23. 49日法要時、お墓に納骨する 
火葬後もらう、埋葬許可証用意

24.遺産の分配を決める

25.故人を思い続ける


以上、かいつまんでご紹介しました。

なかなか経験することでもないですし
事細かに人に聞く機会もないと思いますので
昨日のお話は、非常に有意義なお話だったと思い
アップしました。

以前にも書いたことがありますが
変な話なんですが
「遺影」は、ある程度用意しておいた方が良いと思います。

ほんと、変な話ですが
私に近々万一のことがあったら
遺影は、このブログのプロフィールの写真がいいです。

せめて、笑っている写真にしてほしいです。

本気でそう思います。



長文失礼しました。


タグ :葬儀

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この記事へのコメント
イナガキ様、この記事は、特に参考になり
よくまとめられていると思います。

「死」「お葬式」に関しては、あまり触れない
事ですが、重要なことです。

我が家では、すでに祖父母、両親、ともに終了しました。

順番では、次回は「私」です。
家内に、この記事を読ませておきます。

そして、私も、遺影を準備します。
イナガキさんと同じく、笑顔のものを・・・
Posted by おたふくおたふく at 2010年01月19日 01:44
おたふく 様

コメント有難うございます!
お褒めのお言葉
大変有難いです。

おっしゃるとおり
私も「死」や「お葬式」は
重要視しております。

遺影の件、
私が前に参加したセミナーの
講師の方は、
毎年どこか旅行に言ったときなど
必ず笑顔で写真を撮ってくるように
と、おっしゃっていました。

私もできる限り
心がけようと思っています。
Posted by イナガキヒデキイナガキヒデキ at 2010年01月19日 14:57
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